ユダヤから学んだモノの売り方
表紙とタイトルが気になって購入した本書。
どこかでみたことのある絵。
これ、花くまゆうさくさんが書かれた絵ですね。
http://www.hanakuma.com/
シュールな感じでいいですよね。
本書は著者の立川光昭さん自身のお話およびユダヤ人の商売の仕方に触れながら進んでいきます。
日本人とユダヤ人の考え方の違いが学べて良いですね。
特に、行動することの大切さを語る本はよくありますが、本書ではユダヤ人が実践する「徹底的に考える」ことが大事だと言っています。行動が早いものと思っていたので、ちょっと意外な点でもありました。
200ページほどの内容ですが、サクサク読めるので2~3時間ほどで読破できるものと思います。
最後に、立川さんのやってきたマーケティングを簡単にいうと、
「お客さんの困っていることを見つけ出し、そこに解決策を提案すること」
だそうです。
当たり前と言えば当たり前ですが、モノづくりの国に育った日本人は、自分のこだわりをお客さんへ押し付けてしまう危険もひめています。「この商品は、こういう点に特にこだわって作りました!!」と訴えたくなる気持ちはわかりますが、それがお客さんが求めているかと言えばそうではないかもしれない。
作った側のこだわりや想いが強すぎると、そういった視点を忘れてしまいがちです。
心に留めておきます!