案外忘れがちですが、マンションをフラット35のローンで購入すると、毎月のローン支払い以外にも毎年決まって払わなければならないものがでてきます。
それが以下の2つです。
- 固定資産税
- 団信(フラット35の場合)の保険料
今回は団信についてご説明していきます。
団信保険って何?
正式名称は団体信用生命保険です。団信と略されることが多いので以下では団信で。
団信は、ローンの返済中に死亡・高度障害になった場合に備えて加入する保険です。
加入していれば、万が一の事態になっても、住宅ローンが清算される仕組みになっています。住宅ローンを借りる際の条件として、団信加入を必須としているところも多くみられます。
団信の種類
ちなみに正確に言うと、団信には2種類あります。
団信(民間金融機関)と機構団信(フラット35)です。
フラット35は有名なので住宅ローンを組んだことがない人も知っているかもしれません。
大きな違いは以下の通りです。
団信:加入必須
→加入できないと住宅ローンを借りれません!毎月のローン返済額の中にこの保険料も含まれます。
機構団信(フラット35):任意加入
→支払いは年に一度。以下ではフラット35と記載します!
フラット35の毎年支払い額
機構団信ですが、毎月支払う返済額の中に団信の保険料は含まれていません。別途支払う必要があります。
支払い方法は年払いで、毎年、団信保険料の納付通知が届きます。納付通知にしたがって保険料を支払う仕組みですね。 当たり前ですが、支払わないと保険が切れてしまいます。
契約無効になるってことですね。
記載されている保険料は、通知書発行時点で住宅ローンがいくら残っているかによって変わってきます。
ローン残高 支払い金額
3000万円 107,300円 106,300円
4000万円 143,100円 141,700円
ローン残高 | 支払い金額 | |||
---|---|---|---|---|
元利均等
1人加入 |
元利均等
夫婦連生 |
元金均等
1人加入 |
元金均等
夫婦連生 |
|
3000万円 | 107,300 | 167,000円 | 106,300円 | 165,300円 |
4000万円 | 143,100円 | 222,600円 | 141,700円 | 220,400円 |
ぐらいですね。
参考URL:フラット35保険料早見表
住宅ローンの返済は毎月行うでしょうから、毎年団信の保険料は下がっていきます。
とはいえ、10万円以上の支払いをする必要がありますので、前もって準備(お金の準備、心の準備※)しておくと良いですね。
※カモトラは心の準備をしていなかったため、突然の出費に困惑しました。
また、機構団信保険料のシミュレーションは住宅金融支援機構のホームページでできます。
正確な金額を知りたい方は参考にしてみてください。
機構団信特約料シミュレーション