【AIX】VGSAについて学ぶ
VGSAは「Volume Group Status Area」のことです。
staleとなったPPを記録したり、quorumの管理を行ったります。
マニアックな話ですが、staleとなったPPはbitを1にして管理しています。
一度staleになった場合でも、復帰することもあるようです。
正常に戻った場合はbitを0にしてstale状態から解放されます
これはreadvgdaのコマンドの実行結果からもわかります。
こちらのサイトからreadvgdaコマンドの実行結果を一部引用させて頂きます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
============= B: VGSA 0x80 (0x10000) ============= [ Thu Jan 6 14:43:11 GMT+11:0 ] [ 4d253a4f, 1823a098 ] factor: 1 -------- <span style="color: #ff0000;">pv missing bits</span> -------- <span style="color: #ff0000;">0 : 0 - 31</span> (bytes: 0x0-0x3) -------- <span style="color: #ff0000;">pp stale bits</span> -------- <span style="color: #ff0000;">0 : 0 - 32511</span> (bytes: 0x0-0xfdf) [ Thu Jan 6 14:43:11 GMT+11:0 ] [ 4d253a4f, 1823a098 ] ============= E: VGSA ============= |
「pv missing bits」や「pp stale bits」の欄が見えると思います。
ここに記載のある「0 : 0 – 32」は、PV番号が0から31まであり、すべてのbitが「0」であることを示しています。つまり、「pv missing bits」はありません。
「0 : 0 – 32511」は、PP番号が0から32511まであり、すべてのbitが「0」であることを示しています。つまり、「pp stale bits」はありません。
ちなみに「pp stale bits」がある場合は、以下のようになります。
(bytesの箇所は省略しています)
1 2 3 4 |
-------- pp stale bits -------- 0 : 0 - 12511 (bytes: …… ) <span style="color: #ff0000;">1 : 12512</span> (bytes: …… ) 0 : 12513 - 12511 (bytes: …… ) |
「1 : 12512」の記載のある箇所に注目して下さい。「12512」番目のPPについてはbitが「1」ですよということです。
12512番目のPPがstale bitであることがわかります。
ちなみに、複数のPPがstale状態の場合には、「1 : 12345 – 20000」のように表示されます。
stale状態のディスクがあるときにでも参照してみて下さい!