CPUのユーザモードとシステムモード

linux

CPUにはユーザーモードとシステムモードがあることをご存知でしょうか。

まずは以下のvmstatコマンドの実行結果をご覧ください。

 

 

「cpu」と書かれた箇所に「us」「sy」とあります。この「us」が「ユーザーモード」を、「sy」が「システムモード」を表しています。

「ユーザーモード」はユーザープログラム、つまりは通常のアプリケーションが動作するモードのことです。

「システムモード」はシステム、つまりカーネルが動作するモードのことです。

 

vmstatでは、「us」「sy」「id」「wa」「st」の合計が100になるように表示されます。

ちなみに、「id」はアイドル時間、「wa」はI/O待ち時間です。

「st」は「stolen time」のことで、仮想マシンとして動作している際に表示される項目です。「盗まれた時間」の名前の通り、このサーバで使えなかった時間(=他のサーバで使用されていた時間)です。

 

 

以下ではsarコマンドの結果を示しています。

「%user」がユーザーモード、「%system」がシステムモードです。

「%iowait」はI/O待ち、「%steal」はStolen time、「%idle」はアイドル時間です。

vmstatの場合同様、各項目の合計が100になるようになっています。

(表示される数値は四捨五入されるので、正確に100にはならない場合もあります)

Secured By miniOrange
タイトルとURLをコピーしました