マジックSysRqキーで強制的に/安全にサーバを再起動する

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マジックSysRqキーで強制的に/安全にサーバを再起動する

 

Linuxがフリーズした場合に、マジックSysRqキーを使ってLinuxを再起動することがあります。今回はマジックSysRqを使って、強制的に、もしくは安全にLinuxを再起動する方法をご紹介します。

強制的に再起動する

以下のコマンドを実行します。

これですぐに再起動します。ファイルシステムのsyncやアンマウントは行われないので安全な方法ではありません。

ただし、マジックSysRqキーが有効になっている必要があります。以下のようになっていると、再起動は実行されません。マジックSysRqキーが無効な状態です。デフォルトでは無効になっています。

 

この場合、以下のようにしてあげれば有効となる。

マジックSysRqキーが有効な状態です。

再起動後にも設定を有効にする場合は以下を実行する。

 

コマンドだけでなく、キー操作でも同じことができます。

「SysRqキー」といわれても、あまりピンとこないかも知れません。でも、実はちゃんとキーボードへ割り当てられています。後述しますが、「SysRqキー」は「Print Screenキー」と同じキーに割り当てられていることが多いように思います。

ここの「b」は「echo b」と入力した「b」です。

 

安全に再起動する

以下のとおり実行します。

※マジックSysRqキーが有効になっている必要があります。

「REISUB」は一文字づつ、ゆっくりと入力する必要があります。

なお、「REISUB」の意味ですが以下の赤字部分を繋げた文字になります。

unRaw(X Window Systemからキーボードの制御を取り戻す)
tErminate(すべてのプロセスにSIGTERMシグナルを送り、正常に終了させる)
kIll(すべてのプロセスにSIGKILLシグナルを送り、強制的に終了させる)
Sync(書き込みキャッシュのデータをディスクに書き込む)
Unmount(すべてのファイルシステムを読み込み専用で再マウントする)
reBoot(システムを再起動する)

マジックSysRqキーのWikiより引用

 

SysRqキーのキーボードへの割り当て

キーボードにある謎の印字「Sys Rq」。「この印字、何だろう?」と思われていた方もいらっしゃると思いますが、今回のような場合に活躍するキーなのです。

どういったキーに割り振られているのか、手元にあるキーボード4種で確認してみましたので、以下ご紹介します。

「REALFORCE91UBK-S」の場合

「Print Screen」キーに「Sys Rq」と印字されています。

dsc_1247

 

「Thinkpad x220」の場合

「PrtSc(Print Screen)」キーに「Sys Rq」と印字されています。

dsc_1248

 

「Let’s note CF-SX1」の場合

「F11」キーに「Sys Rq」と印字されています。「PrtSc(Print Screen)」は「F12」に割り当てられています。

dsc_1249

 

Macbook Proの場合

なんと、「SysRqキー」の割り当てがありません!

dsc_1250

「mac SysRq」で検索すると色々と情報がでてきますが、このままでは使えないようです。

今回は深追いせず、ここまでとさせて頂きます。

 

 

 

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