オススメ本「スマイルズの世界的名著 自助論」のご紹介
1859年に発行されたサミュエル・スマイルズの自助論のご紹介です。
表紙にある「人生は自分の手でしか開けない!」の文字に心惹かれて読んだ本書ですが、内容自体も心惹かれるものでした。
気になった箇所を引用しつつ、ご紹介させていただきます。
努力
人間の優劣は、その人がどれだけ精一杯努力してきたかで決まる。怠け者は、どんな分野にしろ、すぐれた業績をあげることなどとうていできない。骨身を惜しまず学び働く以外に、自分をみがき、知性を向上させ、ビジネスに成功する道はない
当たり前といえば当たり前ですが、怠けずに学び働きましょう。
書き留める
心に浮かんだ考えや見聞きした事実は、必ず書き留めておく習慣をつけるべきだ。そのほうが強く印象に残り、重要なことを忘れずにすむ。
カモトラは昔からメモ魔なので、すごくよくわかります。
手元に紙やペン、スマホがなくて書き留めることができなかった場合は、忘れないように何度も頭の中で繰り返しますが、やはり毎回覚えているわけではなく忘れてしまいます。メモに勝るものはないですね。
才能
努力の内容にも関係してきますが、才能があるにせよ、ないにせよ、勤勉・努力が大事だと。そして、才能があっても努力しようとする意志がなければ成功できない。
諸君が天性の才能に恵まれているなら、勤勉がそれをさらに高めるだろう。もし恵まれていないとしても、勤勉がそれに取って代わるだろう
人生観
人生につまづいた人間は、往々にして自らを罪なき被害者と見なし、自分の不幸はすべて他人のせいだと早合点する。
こうなりたくはない。
人から借金しなければ手に入らないような楽しみなど、絶対に求めてはならない。断じて金を借りるな。借金は人を堕落させる。
借金は人を堕落させるとはよく言われます。特に、最初の文章が心に響いています。この言葉は非常に重い。「人から借金しなければ手に入らないような楽しみなど、絶対に求めてはならない。断じて金を借りるな。借金は人を堕落させる。」
他人の思考
単なる知識の所有は、知恵や理解力の体得とはまったくの別物だ。知恵や理解力は、読書よりもはるかに高度な訓練を通じてのみ得られる。一方、読書から知識を吸収するのは、他人の思想をうのみにするようなもので、自分の考えを積極的に発展させようとする姿勢となさは大違いだ。
「他人の思想のうのみ」とは考えたことがなかったけど、たしかにその通りかもしれない。本に書いてある内容は正しい内容であると思ってしまう。これって、ひょっとして学校教育の影響なのかな。教科書や参考書に書いてあることは正しいことという印象が強いですね。
読書
読書を自己啓発の手段と思いこんでいる人は多い。だが実際には、本を読んで時間をつぶしているだけの話だ。
カモトラのことを言われている気がしました。読書は自己啓発だと思っていますが、たしかに言われてみると本を読んで時間をつぶしているだけともいえるかもしれない。
一つ前の文章につながるものがありますが、知恵や理解があっての知識。知っていても有効に活用できなければ意味がないといえる。
そして、極めつけは。
下ばかり見ていては大志は抱けない
「下ばかり見る」は「読書ばかりしていては」ということでしょう。読書だけでは大志を抱くことはできないと。
本ばかり読んでないで、行動を起こそう!とも読み取れますね!
まとめ
以上、今回も複数箇所を引用させて頂きました。それだけアツい思いの詰まった一冊です。
150年以上前に書かれた内容ですが、いまだに通用する内容でしょうから、人間の本質は昔も今も大きく変わっていないんだなと感じます。
人生は自分の手でしか開けない!必読です!