「沈黙のWebライティング」を読めば、心にひびく文章の書き方が学べるよ
前書「沈黙のWebマーケティング」の続編ということで発売前に予約して購入した本書「沈黙のWebライティング」。
読み終えましたのでご紹介していきます。
感想
一言で感想をいうと、読みやすく、充実した内容。漫画ということもよりページ数の割にはかなりのスピードで読むことができました。
表紙にある通り「検索エンジンに評価される記事を作りたい」と思っていたカモトラにとってはまさにうってつけの本でしたね。
ちなみに本書は600ページを超えるボリュームをほこります。(ちなみに前書は500ページ弱です)
内容について
架空の温泉宿「みやび屋」を舞台にした漫画を通して、Webライティングの実例を説明していきます。
ストーリー自体が惹きつけられて面白く、一気に最後まで読めた要因の一つではないかと思います。まさか最後にあんな事実が発覚するとは。ストーリーは読んでのお楽しみにしておいてください。
本書は7つのエピソードに分かれており、各エピソードの最後に特別講義として、その章で学んだことをより深く学習できるようになっています。
この特別講義だけを切り出したpdfを用意してくれたりすると嬉しいところです。本書、持ち運んで読むにはちょっと重いですからね。
この特別講義の内容だけでも購入価値はあると思いますが、やはり漫画として読むことで理解のスピードが早いなと感じました。
ここがよかった その1
本書で登場するMindMapの資料をダウンロードできるようになっているのですが、それはありがたかったですね。参考になります。
ここがよかった その2
ところどころでツールを紹介しているのですが、一度にすべてのツールを紹介するわけではなく、ストーリーに沿って紹介しており、「情報を一度に大量に摂取しすぎて、消化不良を起こす」ようなことはありません。
本書で述べられている「ユーザーの利便性を重視する」ことを本書自身が実施されてり、しているのではないかと感じました。
個人的に腑に落ちた点
本書とは関係ありませんが、最近いろいろなサイトをみていて感じていたことがあります。漢字で書ける言葉をあえてひらがなで記載していたり、ひらがな表記をあえてカタカナで書いているサイトがわりとあるなと。
漢字をひらがなにすることは、本書でいうところの「漢字をひらく」行為ですよね。ひらがなの多いやさしい文章の印象をあたえることができるそうです。(今回も、あえて「優しい」ではなく「やさしい」とひらがなにしてみました。)
なるほどなと思いましたね。漢字が多いと頭が疲れますし、読めない漢字があったりすると、そこで離脱してしまいそうですからね。
またカタカナにすることで、目立たせる効果があるとのこと。これは自分自身も「オススメ」とカタカナで使っているのでよくわかります。
ここがよかった その3
ライティングの本ということだからでしょうか。「取材を成功させるためのポイント」の説明まであり、こちらも参考になりました。
さらに「SEOに強いライターの育成法」や「バズにつながるコンテンツ作成のコツ」といった内容にまで触れており、読む人のことを考えてくれている本だなと感心します。
まとめ
復習がてら、何度か特別講義の内容を読むつもりでいます。
ライティングを専門にしている人だけではなく、文章を書く機会がある人みんなにオススメできる内容だと思います。
どのようにすれば心にひびく文章を書けるかが本書で学べますから!