オススメ本「自分のための人生」のご紹介
カモトラがずいぶん前に読んで感銘を受けた本「自分のための人生」をご紹介します。
「自分の人生を如何に生きるか」を学ぶことのできる一冊。表紙にもある通り、「生涯一度は必ず読んでおきたい本」ですね。
非常に内容が濃く、読み応えがある内容になっています。
気になった箇所を引用しつつ、ご紹介させていただきます。
不幸は自分のせい
まわりの人間やものが自分を不幸にすると考えがちですが、そうではなく、「自分が不幸なのは、自分のせいである」と語る本書。
自分の考え方に問題があり、不幸になるのは自分の考え方がよろしくないのだと言っています。
思考パターン
私たちは、自分の感情を起こすもとになるものは外界にあるとする思考パターンに慣れてしまっている。これまでに何千時間もかけてこういう感が方を強固にしてきたわけだ。だから。自分の感情の責任は自分がとるという新しい考え方になじむには、やはりこれから何千時間もかけなければならないだろう。
思考パターンはたしかにありますね。思考パターンに気付いたとしてもそれを変えるのは容易ではなく、今の良くない思考パターンをしているのと同じ時間をかけて、新しい思考パターンを身につけないといけない。
習慣化
現在身についている習慣のうち、悪い習慣を形成してきたのは長い間を通じてそのように考え方をしてきたから。
思考パターンの罠からいかにして抜け出すかは、前述した新しい思考パターンを身につける必要がありそうですね。
思考パターンを変え、習慣化するためには考え方を変える必要があります。とはいえ、そんな簡単に変わるものでもないのが難しいところ。
誰も一夜にして肉体を鍛えようとなどとは思わないだろう。それなのに、こと精神に関しては、すぐにでも効果があらわれるのが当然と考える人が多いようだ。今までは違った心の動きを学ぶにも、一度試しただけで即座に身につけられるものと思われがちだ。
精神に関しては「すぐにでも効果があらわれるもの」と思いがちな点がありますが、そんな簡単に身につくものではないですよね。精神も肉体同様、繰り返しの鍛錬が必要です。
価値観
自分の価値を他人に証明してもらう必要性はまったくない。自分に価値があるのは自分がそう信じるからである。自分の価値基準を他人に置くなら、それは自分のではない、他人の価値である。
他人から賞賛され「あなたはすごい」と思われたくなりそうですが、それはあくまでも他人の価値であると。他人目線ではなく、自分目線で価値を判断する。
極めつけはこれ。
人から認められたいと思うのは、「あなたが私をどう見るかのほうが、私が自分自身をどう思うかよりも重大だ」と言うのに等しい。
「そんなことはない」と否定したくなりますが、これはまさにその通りでしょう。自分のための人生を生きるために重要なのは、常に「自分」の目線でということですね。
英雄崇拝
英雄崇拝に対して
「彼らもしょせんは人間」
「上手に何かがやれる、ただそれだけのこと」
カモトラ自身も英雄崇拝してしまう部分があります。「上手に何かがやれる、ただそれだけのこと」なんでしょうが、その人物自体がものすごく見えてしまう。これは強く意識していかないといけないですね。
自分のための人生として生きていくためには「自分が自分の英雄になる」と。
自分が自分の英雄になることである。人を非難することや英雄崇拝をやめれば、外側中心型から内側中心型に移ることになる。
まとめ
今回、複数箇所所を引用させて頂きました。
本当に深い文章が多いです。「自分のための人生」というタイトルからもわかるとおり、本書での視点は自分自身に向けられています。自分をコントロールする基点を自分自身の中に持つ。その大切さを色々な観点で語ってくれる本書は、まさに生涯一度は必ず読んでおきたい本ですね。