/etc/security/limits.conf を編集してユーザーのプロセス数などの上限を変更することは多々ありますが、1つ注意点があります。
それは/etc/security/limits.d/の存在。
このディレクトリ内にファイルを配置することでlimits.conf同様の動作をさせることができます。
この際、ファイル名は「kamo.conf」のように「.conf」で終わらせる必要はあります。
limits.confと同様に使用できるので便利です。
ここで問題になるのは、設定が被っている場合。
同じ項目を異なる値で設定した場合、反映されるのは「/etc/security/limits.d/」に配置されたファイルの設定です。
更に、そのディレクトリ内で複数のconfファイルが配置されている場合、一番最後に読み込まれる設定が反映されます。
つまり、読み込み順を意識してファイル名をつける必要がでてきます。
わざわざそういったことをしても煩雑になってしまうので、結果的には、同じ設定項目を複数ファイルに書くようなことは避けた方が良いことになります。